草加市で中古戸建ての売却を検討している方向けに、建物面積・土地面積・築年数の区分ごとの価格目安、直近の相場水準、過去の推移、近年の傾向を分かりやすく整理している記事です。
SUUMO・LIFULL HOME'S・at home・ウチノカチの相場データを比較し、草加市で「売出相場の目安」を素早く把握できるようにしています。
不動産ポータルサイトが公表している草加市全体の中古戸建て相場を一覧掲載しています(2025年9月9日時点で確認できた情報)。4つのポータルサイトの情報を見比べ、おおよその中央値を把握していきましょう。
| ポータルサイト名 | 売却相場 | 建物面積の条件 | 土地面積の条件 | 築年数の条件 |
|---|---|---|---|---|
| SUUMO | 3,200万円 | 100.0m²(中央値) | 106.0m²(中央値) | 10~15年以内(中央値) |
| LIFULL HOME'S | 2,451万円 | 100.0m² | ー | 20年以上 |
| at home | 4,280万円 | 100.0~120.0m² | ー | 15~20年 |
| ウチノカチ | 3,977万円 | 136.0m²(平均値) | 146.0m²(平均値) | 28年(平均値) |
※SUUMO…建物面積、土地面積、築年数の中央値に基づく草加市の中古一戸建て相場(2025年7月時点)を参照
※LIFULL HOME'S…建物面積と築年数の中央値を公開していないため、SUUMOの公開条件に最も近い相場(2025年9月1日最終更新データ)を参照
※at home…建物面積と築年数の中央値を公開していないため、SUUMOの公開条件に最も近い相場(2025年9月9日時点、直近3か月の物件情報を基にat homeが算出したデータ)を参照
※ウチノカチ…建物面積、土地面積、築年数の平均値に基づく草加市の中古一戸建て相場(2025年9月9日時点)を参照
草加市の中古戸建て相場を「坪単価」に換算して比較しました。坪単価とは、建物価格を延床面積(1坪=約3.3m²)で割って算出した1坪あたりの価格のことです。各サイトのデータを整理すると、約97〜142万円/坪の範囲に収まり、平均すると110万円前後が目安になります。
坪単価を使えば、手持ちの物件の延床面積をかけ算するだけで大まかな売却価格の目安を把握できます。もちろん築年数や立地などによって変動するため、あくまで参考値としてご覧ください。
2025年9月9日時点でLIFULL HOME'Sとat homeに掲載されていた、草加市の中古戸建て売却相場を築年数別にまとめています。
LIFULL HOME'Sは建物面積100m²基準の相場データ、at homeは建物面積100〜120m²基準の相場データです。千円以下の単位は四捨五入しています。
| 築年数 | LIFULL HOME'S※1 | at home※2 |
|---|---|---|
| 1〜3年以内 | 4,379.0万円 | 4,485万円 |
| 3〜5年以内 | 3,908万円 | ー |
| 5~10年以内 | - | 3,480万円 |
| 10〜15年以内 | 3,311万円 | 3,390万円 |
| 15〜20年以内 | ー | 4,280万円 |
| 20年以上 | 2,451万円 | 2,990万円 |
LIFULL HOME'Sとat homeの相場を照合すると、築1〜3年は4,000万円超が中心です。築3年目で売却のタイミングを今年か来年か迷っている場合は、価格優位のうちに売却を検討するのが妥当です。
築5〜15年はおおむね3,500万円前後で横ばい傾向。住み替え計画や資金繰りを優先し、条件が整った時点で売却すれば過度な機会損失は生じにくいでしょう。
築20年超になると相場は2,000万円台に下がる傾向が見られます。価格の持ち直しは限定的と考え、早めの売却検討が無難です。
草加市の中古戸建ての坪単価は、2010年以降ゆるやかな増加基調で、直近10年では上昇が目立ちます。以下はウチノカチが公開する5年スパンの推移です(数値は2025年9月9日時点の集計)。
| 年 | 築年数 | 面積 | 建物面積 | 坪単価 |
|---|---|---|---|---|
| 2010年 | 9.9年 | 39.6坪 | 37.7坪 | 93.8万円/坪 |
| 2015年 | 13.5年 | 50.7坪 | 44.0坪 | 88.0万円/坪 |
| 2020年 | 10.8年 | 45.2坪 | 39.7坪 | 98.9万円/坪 |
| 2025年 | 14.5年 | 37.3坪 | 34.0坪 | 111.2万円/坪 |
増加幅を見ると、2015年→2020年で+10.9万円(推移率+12.4%)、2020年→2025年で+12.3万円(推移率+12.4%)。2021年以降は坪単価100万円以上を維持しており、足元は安定推移が続いています。
ここ数年のように急に値上がりする可能性は低い一方で、価格が大きく下がる心配も少ない状況です。つまり、しばらくは大きな変動のない安定した相場が続くと見込まれます。売却を検討する場合は、相場の動きを待つよりも、物件の条件(立地・築年数・リフォームの有無・駐車場など)を整えてアピールすることが成約につながりやすいポイントです。
草加市の戸建て相場は坪単価が上昇傾向にある一方で、売却件数は減少しています。つまり「価格は上がっているのに、成約は決まりにくい」という状況です。
そのため、ただ売りに出すだけではなく、人気の出やすい条件や戦略を理解した不動産会社を選ぶことが一層重要になります。会社選びを誤ると、せっかくの好条件を活かしきれない可能性もあるでしょう。
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